台風・強風のあとの停電と電気の安全
垂れ下がった電線や、壊れた太陽光パネル・蓄電池には近づかないでください。台風や強風のあとに確かめる順番と、連絡先をまとめました。
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垂れ下がった電線と壊れた太陽光に近づかないでください
切れて垂れ下がった電線や、倒れた電柱に近づかないでください。感電のおそれがあります。電線に木・看板・アンテナが触れているときも、近づかないでください。たいへん危険です。壊れた・水に浸かった太陽光パネルに近づかないでください。光が当たると発電し、感電のおそれがあります。壊れた・水に浸かった蓄電池に近づかないでください。停電中でも電気を蓄えていて、感電や発火のおそれがあります。水に浸かった電気製品や家の配線は、点検を受けるまで使わないでください。発電機を、家の中・車の中で使わないでください。台風のあとに、一酸化炭素中毒の死亡事故が起きています。ブレーカーが焦げ臭い・変な音がする・溶けているときは、操作しないでください。電気が戻って、煙・異音・焦げ臭いにおいがしたら、使うのをやめてブレーカーを切ってください。1〜15
自分で安全に確かめられること
安全を確かめてから、次のことを確かめてください。
垂れ下がった電線を見つけたら
電気の線か分からなくても、垂れ下がった線には近づかないでください。
- 近づかずに、地域の送配電事業者へ連絡します。
- 夜や早朝、雨の日は、垂れ下がった電線が見えにくくなります。
停電を確かめるとき
確かめる順番は「停電したときにやること」と同じです。台風のあとは、次のことにも気をつけてください。
- 配線が水に濡れたときは、十分に乾いてからブレーカーを操作します。
- 令和元年の房総半島台風では、停電情報で「停電解消」と出たあとも、引込線などの損傷で停電が続いた家がありました。
- 近所がついたのに自分の家だけ消えていて、ブレーカーも切れていなければ、送配電事業者へ連絡します。
家の太陽光・蓄電池
屋根には上がらないでください。地上から見える範囲で確かめます。
- 規模の小さい台風でも、太陽光の設備の事故は起きています。
- 発電モニターで、前の年の同じ月と発電量を比べます。
- 外観の傷や、異音・異臭がないかを確かめます。
- 被害の無いときの停電なら、自立運転で使えます。
避難から帰ったとき(太陽光がある家)
ブレーカーを入れる順番は、お使いの機種の取扱説明書(分電盤の表示)に従ってください。
- 機器が水に浸かっていないときだけ、ブレーカーを入れて運転を戻します。
- エラーの表示が出ていたら、販売店・施工店へ連絡するよう業界団体が案内しています。
台風が近づいているときの備え
- トタン・アンテナ・看板・テントを固定しておきます。
- 飛んだ物や倒れた木が電線を切り、停電の原因になります。
- 携帯電話とモバイルバッテリーを充電し、懐中電灯とラジオの電池を入れ替えておきます。
- 家に蓄電池があれば、前もって充電しておける機種があります。
連絡や相談の前に控えておくもの
分かる範囲で構いません。控えておくと、状況をお伝えしやすくなります。
- どこまで消えているか
- 家じゅう・一部の部屋だけ・近所も、のどれか。
- ブレーカーの状態
- どのブレーカーが切れているか。入れ直したら、また切れたか。
- 家にある設備
- 太陽光・蓄電池・エコキュートなど。分かればメーカーと型番も。
- 電線・電柱の写真
- 知らせるときに、写真の協力を求める会社があります。
- 近づかずに撮れるときだけにしてください。
- 太陽光・蓄電池の販売店・施工店
- 業界団体が案内している、被害の対処を頼む先です。分からなければメーカーの窓口へ。
- 機器の高さ
- 太陽光のパネル・接続箱・パワーコンディショナ・蓄電池が、地面から何mの高さにあるか。
- 保険の契約
- 入っている保険の補償の範囲と、請求のしかた。
- いつから・何のあとか
- 停電した時刻、台風・地震・雷のあと、など。
- 写真
- 分電盤・傷んだ設備・焦げた跡など。近づくと危ないときは、撮らずに離れてください。
保証と保険の確かめ方
費用を保証や保険でまかなえるかは、契約の内容で決まります。確かめる先と、公開されている一般的な情報です。
火災保険の風災・水災
補償されるかどうかは、契約の約款で決まります。保険会社か代理店に確かめてください。
- 台風などの風災・水災を補償するか、その条件は、保険会社・商品で違います。
- 風災は、一定の額以上の損害を補償の対象とする商品があります。
保険金を口実にした勧誘
- 「保険金で自己負担なく直せる」と勧誘する業者の相談が増えています。秋の台風の時期に増える傾向があります。
- 台風のあと「補償の対象地域になった」と電話があり、保険の申請代行の契約をした相談があります。
- 保険金の請求は、加入している人が自分で行えます。
- 問題のある業者と先に契約すると、保険金が出ずに、修理代を自分で払うことがあります。
よくあるご質問
電線が垂れ下がっているときはどこに連絡しますか
近づかずに、地域の送配電事業者へ連絡してください。電気の線か分からなくても、垂れ下がった線には近づかないでください。
台風のあと太陽光パネルが壊れました
近づかず、触らないでください。壊れていても、光が当たると発電します。50kW未満の設備は、販売店・施工店に連絡するよう国と業界団体が案内しています。
台風で停電するのはなぜですか
強風で飛んだ物や倒れた木が、電線を傷つけたり切ったりします。2019年の台風15号・19号の電柱の損壊は、大半が倒木や飛来物によるものでした。
台風の停電はどれくらいで復旧しますか
被害が特に大きいときや道路の状況が悪いときは、長い時間かかることもあります。電線に引っかかったビニール・トタン・木が、長い停電の原因になることもあります。
台風で壊れた設備に火災保険は使えますか
契約によります。風災・水災を補償するか、条件はどうかは、保険会社・商品で違います。保険金の請求は、自分で行えます。
台風の前にしておくことはありますか
飛びそうな物を固定し、携帯電話とモバイルバッテリーを充電し、懐中電灯とラジオの電池を入れ替えておきます。
停電への備えのほかのページ
原因が分からなくてもご相談いただけます
家の設備(分電盤・太陽光・蓄電池・エコキュートなど)のご相談も受け付けています。地域の停電の状況は、送配電事業者の停電情報でご確認ください。耳が聞こえにくい方、電話が難しい方は、フォームから文字だけでご相談いただけます。
出典(元の資料)
38件
節の終わりの番号と同じ番号で、公的機関・一般送配電事業者・業界団体・メーカーの元の資料を並べています。
- 資源エネルギー庁「あらためて学ぶ、『停電』の時にすべきこと・すべきでないこと」(公的機関・確認日 2026年9月24日)
- 経済産業省 中部近畿産業保安監督部 近畿支部「断線した電線等による感電防止について」(公的機関・確認日 2026年9月24日)
- 東京電力パワーグリッド「台風・降雪のとき」(一般送配電事業者・確認日 2026年9月24日)
- 経済産業省「破損・浸水した太陽電池発電設備による感電事故防止について」(公的機関・確認日 2026年9月24日)
- 太陽光発電協会(JPEA)「太陽光発電システムの水害時の感電の危険性について」(業界団体・確認日 2026年9月24日)
- 日本電機工業会・電池工業会「震災によって被害を受けた場合の定置用蓄電システムの取り扱い上の留意点」(業界団体・確認日 2026年9月24日)
- ダイヤゼブラ電機「製品が浸水・水没した場合の対処方法」(メーカー・確認日 2026年9月24日)
- 政府広報オンライン「【防災特集】ACTION02 発災時の行動」(公的機関・確認日 2026年9月24日)
- 製品評価技術基盤機構(NITE)「浸水した家電製品から発火」(公的機関・確認日 2026年9月24日)
- 関西電力送配電「災害時の電気の安全ポイント」(一般送配電事業者・確認日 2026年9月24日)
- 製品評価技術基盤機構(NITE)「停電時の発電機による CO 中毒や、復旧後の通電火災に注意!」(公的機関・確認日 2026年9月24日)
- 東京電力パワーグリッド「急に電気が消えたとき」(一般送配電事業者・確認日 2026年9月24日)
- 内閣府(防災担当)「大規模地震時の電気火災の発生抑制に関する検討会」(公的機関・確認日 2026年9月24日)
- 消防庁「通電火災対策について(消防の動き 2020年1月号)」(公的機関・確認日 2026年9月24日)
- 大阪市 中央消防署「地震で停電!そんな時の火災に注意!」(公的機関・確認日 2026年9月24日)
- 四国電力送配電「災害時の対応」(一般送配電事業者・確認日 2026年9月24日)
- 中国電力ネットワーク「停電になったら」(一般送配電事業者・確認日 2026年9月24日)
- 内閣府・経済産業省ほか(一連の災害に係る検証チーム)「令和元年台風第15号・第19号をはじめとした一連の災害に係る検証レポート(最終とりまとめ)」(公的機関・確認日 2026年9月24日)
- 東京電力パワーグリッド「停電・電気設備(LINEチャット・WEBチャット)」(一般送配電事業者・確認日 2026年9月24日)
- 関西電力送配電「FAQ『停電しているが、停電情報サイトに掲載されていないのはなぜですか。』」(一般送配電事業者・確認日 2026年9月24日)
- 経済産業省「【注意喚起】太陽電池発電設備における台風起因の電気事故への注意喚起」(公的機関・確認日 2026年9月24日)
- 製品評価技術基盤機構(NITE)「住宅用の太陽電池発電設備の事故に注意」(公的機関・確認日 2026年9月24日)
- 太陽光発電協会(JPEA)「太陽光発電システム(屋根上設置)の設備浸水・水没時の注意点」(業界団体・確認日 2026年9月24日)
- 九州電力送配電「災害時に備えてのお願い」(一般送配電事業者・確認日 2026年9月24日)
- 名古屋市 消防局「ご家庭の防災対策を!」(公的機関・確認日 2026年9月24日)
- 関西電力送配電「停電が予定されている場合の注意点」(一般送配電事業者・確認日 2026年9月24日)
- 京セラ「蓄電システム 停電の前に、何かすることはありますか。」(メーカー・確認日 2026年9月24日)
- エリーパワー「POWER iE 6の停電時の対応方法と停電への備え」(メーカー・確認日 2026年9月24日)
- 関西電力送配電「電柱・電線に関するお申し出はこちら」(一般送配電事業者・確認日 2026年9月24日)
- 太陽光発電協会(JPEA)「太陽光発電設備が水害によって被害を受けた場合の対処について」(業界団体・確認日 2026年9月24日)
- 長野市「太陽光発電設備使用時の注意点」(公的機関・確認日 2026年9月24日)
- 日本損害保険協会「風水雪災等による損害を補償する損害保険」(業界団体・確認日 2026年9月24日)
- 日本損害保険協会「損害保険Q&A 問50 火災保険」(業界団体・確認日 2026年9月24日)
- 日本損害保険協会「損害保険Q&A 問51 火災保険の種類と補償範囲」(業界団体・確認日 2026年9月24日)
- 国民生活センター「『保険金を使って自己負担なく住宅修理ができる』と勧誘されてもすぐに契約しないようにしましょう!」(公的機関・確認日 2026年9月24日)
- 国民生活センター「保険金で住宅修理ができると勧誘する事業者に注意!」(公的機関・確認日 2026年9月24日)
- 国民生活センター「自然災害に関連する消費者トラブルを未然に防ぐために-熊本地震から10年・東日本大震災から15年-」(公的機関・確認日 2026年9月24日)
- 日本損害保険協会「住宅の修理などに関するトラブルにご注意」(業界団体・確認日 2026年9月24日)