分電盤やコンセントが水に浸かったとき
大雨や洪水で、分電盤やコンセント、屋内の配線が水に浸かったときに、電気を使う前に知っておくことをまとめました。
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点検を受けるまで電気を使わないでください
ブレーカーが焦げ臭い・変な音がする・溶けているときは、操作しないでください。水に浸かった電化製品や屋内の配線は、漏電や火災の原因になります。電気工事店などで点検を受けてから使うよう、電力会社(送配電事業者)が案内しています。分電盤に水が付いた跡があるときは、とても危険です。電気工事店に相談し、点検や交換を受けるよう、業界団体が案内しています。見た目に傷みがなくても、壁の中の配線や機器の中が傷み、電気が戻ってから長い時間がたって火災になることがあります。煙・異音・焦げ臭いにおいがするときは、すぐにブレーカーを切ります。煙などの異常があれば、消防に知らせます。1〜8
自分で安全に確かめられること
水が引いたあとも、電気を使う前に次のことを知っておいてください。
電気を使う前に
- 冠水した家電製品は、乾いて見えても中が乾いていなかったり、泥や塩分が残っていたりして、発煙・発火・感電のおそれがあります。
- 水に浸かった製品を乾かすために置いていただけで、中の水で異常に熱くなり、焼けた例があります。
- 雨漏りなどでコンセントや天井裏の配線がぬれたまま電気が戻ると、火災になることがあります。
- 分電盤の表面に、水が付いた跡がないかを目で見ます。
- 電気を止めたまま、電気工事店などに点検を頼むよう、送配電事業者と家電製品協会が案内しています。
浸水の前・避難するとき
- 電気製品を高い所へ移します。
- 避難するときは、停電していても、分電盤のブレーカーを切ります。
あわせて読む
相談の前に手元に控えておくもの
分かる範囲で構いません。控えておくと、状況をお伝えしやすくなります。
- どのブレーカーが落ちたか
- 契約・漏電・安全のどれか。落ちるブレーカーで、原因が違います。
- 漏電ブレーカーの表示
- 黄色の表示やボタンが出ているか(写真でも構いません)。表示は機種で違います。
- 分電盤の写真
- 全体と、ブレーカーの並び。煙が出ている・水に濡れているなど、近づくと危ないときは、撮らなくて構いません。
- 取り付けてからの年数
- おおよそで構いません。
- 浸かった高さの写真
- 修理や片付けの前に、4方向から、浸水の高さが分かるように撮ります。罹災証明書や保険の請求に役立ちます。
- 床上か床下か
- 火災保険の水災の補償の条件に関わります。
- 海水かどうか
- 高潮や津波などで、海水をかぶったかどうか。
- いつから・何のあとか
- 雷・大雨・地震・停電のあと、エアコンを入れたとき、など。
- 賃貸かどうか
- 賃貸なら、貸主か管理会社の連絡先。修繕が要るときは、借りている人が貸主に知らせることになっています。
保証と保険の確かめ方
費用を保証や保険でまかなえるかは、保証書と保険の契約で決まります。確かめる先と、公開されている一般的な情報です。
火災保険の水災
補償されるかどうかは、契約の約款で決まります。保険会社か代理店に確かめてください。
- 水災を補償するかどうかと、支払いの条件は、保険会社・商品によって違います。
- 火災保険でいう「床上浸水」は、住まいの床(土間・たたきを除く)を超える浸水をいいます。
- 地震・噴火・津波が原因の損害は、火災保険では補償されず、地震保険の対象です。
罹災証明書
- 罹災証明書は、被害を受けた人が申請すると、市町村が被害を調べて出します。
保険金の請求で気をつけること
- 保険金を請求する権利は、保険法により3年で時効になります。
- 「保険金を使えば自己負担なく修理できる」と勧誘する住宅修理の事業者に注意するよう、国民生活センターが呼びかけています。
- 保険金の請求は、加入者が自分で保険会社へ連絡して行います。
よくあるご質問
水が引いて乾いたら電気を使ってもいいですか
使わないでください。乾いて見えても、中に水・泥・塩分が残っていると、発煙・発火・感電のおそれがあります。電気工事店などで点検を受けてから使うよう、家電製品協会と送配電事業者が案内しています。
避難するときブレーカーは切ったほうがいいですか
切ってください。停電していても、避難するときは分電盤のブレーカーを切るよう案内されています。
ブレーカーに水がかかったらどうなりますか
分電盤に水が付いた跡があるときは、とても危険とされています。電気工事店に相談して、点検や交換を受けるよう、業界団体が案内しています。
水に浸かった分電盤は火災保険の対象ですか
契約によります。水災を補償するかどうかは商品で違い、地震・津波による浸水は地震保険の対象です。保険会社か代理店に確かめてください。
「保険金で自己負担なく直せる」と言われました
すぐに契約しないでください。国民生活センターが注意を呼びかけています。保険金の請求は、加入している人が自分でできます。
どのブレーカーか・原因が分からなくてもご相談いただけます
分かる範囲で構いません。耳が聞こえにくい方、電話が難しい方は、フォームから文字だけでご相談いただけます。
出典(元の資料)
31件
節の終わりの番号と同じ番号で、公的機関・一般送配電事業者・業界団体・メーカーの元の資料を並べています。
- 東京電力パワーグリッド「急に電気が消えたとき」(一般送配電事業者・確認日 2026年9月24日)
- 東北電力ネットワーク「台風のときの対処法」(一般送配電事業者・確認日 2026年9月24日)
- 中国電力ネットワーク「災害に備えて」(一般送配電事業者・確認日 2026年9月24日)
- 四国電力送配電「災害時の対応」(一般送配電事業者・確認日 2026年9月24日)
- 日本配線システム工業会 住宅盤専門委員会「安全にお使いいただくために」(業界団体・確認日 2026年9月24日)
- 消防庁「通電火災にご注意ください」(公的機関・確認日 2026年9月24日)
- テンパール工業「住宅用分電盤 取扱説明書(保管用)・施工説明書」(メーカー・確認日 2026年9月24日)
- テンパール工業「サポート(停電したときの対応・住宅用分電盤の健康診断・お手入れ方法)」(メーカー・確認日 2026年9月24日)
- 家電製品協会「家電製品の災害時の注意点」(業界団体・確認日 2026年9月24日)
- 製品評価技術基盤機構(NITE)「浸水した家電製品から発火」(公的機関・確認日 2026年9月24日)
- 製品評価技術基盤機構(NITE)「製品安全情報マガジン Vol.459 災害時の事故」(公的機関・確認日 2026年9月24日)
- 中国電気保安協会「電気のトラブル・災害のときは」(業界団体・確認日 2026年9月24日)
- 中国電気保安協会「もしも自然災害(地震・台風・豪雨・雷)が発生したら」(業界団体・確認日 2026年9月24日)
- 九州電気保安協会「台風や水害に備えて」(業界団体・確認日 2026年9月24日)
- 北陸電気保安協会「よくあるご質問」(業界団体・確認日 2026年9月24日)
- 東京電力ホールディングス「電気がつかないときは?」(一般送配電事業者・確認日 2026年9月24日)
- パナソニック「住宅分電盤 主幹漏電ブレーカがトリップする原因(FAQ)」(メーカー・確認日 2026年9月24日)
- 内閣府(防災担当)「被災されたみなさまへ(リーフレット)」(公的機関・確認日 2026年9月24日)
- 政府広報オンライン「災害で住まいが被害を受けたとき 最初にすること」(公的機関・確認日 2026年9月24日)
- 日本損害保険協会「損害保険Q&A 問51 火災保険の種類と補償範囲」(業界団体・確認日 2026年9月24日)
- 日本損害保険協会「重要事項説明書標準例(火災保険)」(業界団体・確認日 2026年9月24日)
- e-Gov 法令検索「民法(第606条・第607条の2・第615条)」(公的機関・確認日 2026年9月24日)
- 国土交通省「賃貸住宅標準契約書(平成30年3月版・連帯保証人型)」(公的機関・確認日 2026年9月24日)
- 経済産業省「電気設備の点検等を装った訪問者に御注意ください」(公的機関・確認日 2026年9月24日)
- 日本損害保険協会「大雨で床上浸水に!保険で補償されるの?」(業界団体・確認日 2026年9月24日)
- 財務省「地震保険制度の概要」(公的機関・確認日 2026年9月24日)
- 日本損害保険協会「そんぽのホント 火災保険」(業界団体・確認日 2026年9月24日)
- e-Gov 法令検索「災害対策基本法(第90条の2)」(公的機関・確認日 2026年9月24日)
- 日本損害保険協会「保険金請求の時効とは?」(業界団体・確認日 2026年9月24日)
- 国民生活センター「『保険金を使って自己負担なく住宅修理ができる』と勧誘されてもすぐに契約しないようにしましょう!」(公的機関・確認日 2026年9月24日)
- 国民生活センター「保険金で住宅修理ができると勧誘する事業者に注意!」(公的機関・確認日 2026年9月24日)